リカバリー

久しぶりに屋外で倒れ込んで、しかし人生初の酷さ。
見ず知らずの方に掛けた迷惑が少なかった(のを祈りつつ)のと、3連休の前だったこと、怪我も軽かったのがせめてもの救い。
壊れたり傷ついたものは、仕方ない。

おやすみグナイ

見えない雪がしんしんと降り積もる。
暗い中、静かに、誰にも気づかれることなく。
かじかんだ手から、すべてがすり抜けていく。

春になったらまた巡りあいましょう。
凍てついた季節を超えてなお
その時残っているものだけで
ささやかに命が輝き続けるはず。
独りごとは、ひとりで。

あれも時間、これも時間

深夜から雨。
この夏以降は何をして過ごしていたのか記憶があやふやなまま、年の瀬を迎えた。
「ありがとう」を口にしたり、積極的を装って人に話しかけたりするものの、ずっと同じことが体の奥から離れない。
外側は古くなるばかりなのに、同じ強さでヒリヒリ覚醒している。
鼓膜をワンワンと揺さぶる蝉の鳴き声のような想いが、どうしても離れない。
夏を思うのに、体が悴むなんて。