田舎の夏

限られたまともな和食店が、軒並み法事と同窓会で埋まっていた。
パソコンを使えなかったヤツらがスマホを使っていて、フリーズという言葉まで使っていた。
女子校生は脚が太くて日焼けしていた。そこに声を掛ける地元のおじさんは、事案発生の通報されなかった。
墓の団地の向こうには、ショッピングモールができていた。
そんな夏が、また今年も少しずつ去って行く。
さようなら、サヨウナラ、左様なら。
As time goes by, Let it be, or Let me free.

堆積物

時間が静かに舞い降り続けている。
抵抗などできるはずもなく、ただあるがままに。
いろいろな思いがいくつも層になる。
不純物が豊富で湾曲しているかと思えば、水のように穏やかでも熱水だったり。
圧縮されることで熱は下がるどころか上がっている。しかもより高く。
マグマは出口を探し続けて、ただ、うねる。

10日リミット

7月に入って10日が過ぎた。
『10日持たない』のに。

これが20日になり、30日になれば、少しは楽になれるか?
それを考える遙か前から全く信じていない。
自分自身がどうでもよくなってしまう、またあの感覚。

間違いなら、正さなければ。
時間が掛かって、周りを見回しても人影がどこにも無くなっても。
自分の足で立ち続けて、少しでも前へ進まなければ。

梅雨雲の向こう岸

自分の一部がどこかに消えてしまったみたいで、全然力が入らない日々。
リラックスとは違うんだけどな。
ホントの七夕は旧暦だからまだちょっと先。隔てられた向こう岸を渇望するのは、隔てられているから?

Goin' Home :)

失ったら、目の前にあるよりはっきりインプリントされてしまいました。
残ったモノだけ大事にすればいいんだけれど、シンプルに考えられない・考えることを避けてる複雑さこそが、自分を苦しめる。
でも、それが無くなったら自分ですらいられないのも知っている。
待たせないけど、結局、帰る気がしてる。
ゆっくり穏やかに喧嘩するように。
明後日は七夕だ。