美味な味付け

新年最初の映画は、松の内。夜中に偶然番宣を見て気になった「パプリカ」が、ここ福岡でも公開。小雪舞う中、見に行く(ああ、今年もシネ・リーブルのセレクションに誘われる予感)。

パプリカ
http://www.sonypictures.jp/movies/paprika/site/home.html

映像は、どこまでも丁寧な仕事。上質なジャパニメーション。リッチでありながら、でもテンポも軽く、スピード感もある。メカメカしいものばかりが出てくることもなく、ストーリーも妙に小難しくなくてナイス。主人公のこの髪型とカラーと、ファッションは素敵な組み合わせ。原作を書いた筒井康隆って、そんなに凄いおっさんだったのか!? とにかく、サブカル少年でなくても楽しめました。

映像もなかなか美味だったけど、音楽がかなり気持ちいいんですけど。遠い未来の音のような、どこか南の島の民族音楽のような…誰かと思えば、平沢進ではありませんか。去年はDRM絡みで発言を目にしていたけれど。エンディング曲がアカデミー賞エントリーとのこと、これはそのまま受賞してしまって欲しいかも。

最近のCMではないけれど、映画の中とWebサイトとの連動も面白い。どれどれ夢診断を。あら、全部[NO]なんですけど。『草原の夢を見ると運気のアップになりそう!』って、やっぱり松井じゃダメなんですね

そういえば、初夢をまだ見ていないけれど、今年も暗がりの中でいろんな夢を、目を開いたまま見させてもらうのが楽しみ。