ブランド復活

画一化された家電に辟易している昨今、「atehaca」や「amadana」のデザインは結構気になっている。たまに店頭で見る無印の製品も新鮮だったり。


http://www.toshiba.co.jp/webcata/atehaca/
http://www.amadana.com/
http://store.muji.net/user/UserMain/category/T00007?svid=4


そんな中、ちょっと嬉しいニュースは、これ。


Olivettiブランドが新プリンタで復活
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0507/01/news021.html

今にして思えば、興味本位で借りた「Lettera 32」のブロンズカラーモデルが、キーボードとの最初の出会いだったなあ。
とにかく、よく分からないけれど、アルファベットが自分で打てるのがたまらなく魅力的だった。映画やTVでした見たことがなかった、ハンマーやインクリボン、リターンのキャリッジの動き、キーストロークやチャイムの音、ローラーを微調整して紙の位置を合わせたり、訂正用ホワイトカーボンペーパーを使う、マニアックでアナログな操作感の全てがいちいち感激的だった。


それがあればこそ、あの鋳物の死ぬほど重たい重量感も当たり前だったし、「1」を小文字の「l」で、「0」を大文字の「O」で代用するのも、「ふーん」てな感じで。カナキーとか当然無い分、デザイン的にもシンプルだったな。

QWERTY配列もそういうものなんだと思ったけれど、なかなか覚えられないので、全部のキーに紙を貼って隠してイライラしながら覚えたり。小指や薬指で叩くキーストロークは、どんなに軽くしてもハンマーが弱々しくて、字が薄くなりがちだから、そこら辺の字ばっかり練習したり。

俺は、星飛雄馬かよ。

しかもその努力を、教科書の文面を打つより、ラヴレターの1つでも書き上げる方に、なぜ回さなかったかねぇ。


ただ...

最大の後悔は、『オトナのがらくた展』に出品した後、無くしちゃったんだよな。大切なモノを『オトナのがらくた展』で無くすなんて、洒落にもなりゃしない。アイリッシュバーまでは確かに持って行ったのに!


と、ちょい感傷に浸っておきながらも、「Olivettiブランドのプリンタ」はきっと買わない。少なくとも自分では。けれど、商品としてあって欲しいモノです。


しかし、なぜにモバイルプリンタの製品名が「My-Way」...。

マイ・ウェイ?ベスト・オブ・フランク・シナトラ

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