春の3種

名前値段コメント
桜餅90円まぁごく普通の。ちょい小ぶり。
桜餅110円これまた、まぁごくごく普通の。大きさも普通。
花ごろも252円高っ!外はぷわぷわ、食感しっとりで甘さ控えめ。

駐車場の隅でくるくると舞い続ける花びらと風をしばし眺める。散りゆく桜を惜しみつつ、映写室の暗がりへ。


イーオン・フラックス AEON FLUX
http://www.aeonflux.jp/
予告編だけで十分。黒髪ショートのCharlize Theronのカラダが好きならまあだ救われた。単に、映画館に来たかったんだな、私。


アメリカ、家族のいる風景 Don't Come Knocking
http://www.klockworx.com/america/
http://www.dontcomeknocking.com
http://www.u2.com/news/index.php?mode=full&news_id=1920
思い出したからって、いきなり訪ねて来るなよ。血が繋がっているからって、家族だと思うなよ。親子を、(昔の)恋人を、夫婦という関係をノックしにやって来るなんてゴメンだよ。自分の勝手な郷愁や未来を押しつけに来るなよ。原題に込められたそんな意味は、邦題に見られるはずもなく。
「Paris, Texas」って、Sam Shepardが脚本だったっけ?こんなおっちゃん。しかし、その延長にあるかどうかは今ひとつ。オフィシャルサイトのプロダクションノートが面白いなぁ。サントラにはBonoとThe Edgeが参加。
Wendersが、この作品の撮影後にアメリカを離れ、母国ドイツに帰ったというのがちょっと気になる。前作「Land of Plenty」と共に、彼にはもう、現地で記録しておくべき物語が無くなったんだろうか?


クラッシュ crash
http://www.crash-movie.jp/
「Crash」と言えば、David Cronenbergだったのに。「クラッシュ」と言えば、「クラッシュバンディクー」だったのに。
監督は、「Million Dollar Baby」の制作・脚本だったPaul Haggis。流石、アカデミーで作品賞、脚本賞、編集賞の3つを受賞しただけの作品。

クリスマスの36時間の中で、ロスアンジェルスを舞台に、自動車事故をきっかけとしてストーリーが展開される。同じような場所で、都合3回交通事故に遭った身としては、微妙な感情移入もある。

さまざまな登場人物・人種が織りなす憎悪、疑念、愛情、恐怖、格差、尊厳、差別、偏見。全ての人物像が、善悪2つの側面のグラデーションで立体的に描かれている。苦々しくも、痛々しくも、それでもどこかにかすかに希望や優しさを信じたい。せめぎ合いながらも誰かと触れ合っていたい。
もの悲しい女性ボーカルが夜のハイウェイの光跡とシンクロして、どこか遠い世界に流されていくように誘われる。現代の都市の現実をベースにしたお伽噺。