インテルいってみる
理由を挙げればいろいろある。
- Intel CPU導入の第二世代、Core 2 Duoを乗せた製品になった。
- Boot Campのバージョンが上がって、デバイスのサポートが広がった。
- Mac OS X 10.4.8でRosettaのパフォーマンスが向上した。
- Windows Vista RC1がリリースされた。
- Parallels Desktop for Mac以外にも、CrossOver Macなどが出てきた。
- Universal BinaryのATOK 2006を既に使っている。
- Adobe CS 3のリリースまで、待ち時間が半年程度になった。
- Mac OS X 10.5のリリースも、まだ半年程度先である。
- Intel Mac上で、Classic環境をエミュレートするツールも出てきた。
- VAIOの遅さが我慢の限界を超えた。
- コンパクトな画面が眼に厳しい年代になった。
- とにかく、何か新しいモノに飢えていた。
そんなこんなで、やっといいタイミングになったと感じたので、遅まきながらiMac 20インチを試す。
Apple iMac (Core2Duo 2.16GHz 20インチワイド液晶 1GB 250GB SuperDriveDL)[MA589J/A]
- 出版社/メーカー: アップル
- 発売日: 2006/09/07
- メディア: Personal Computers
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まず、Mac OS X 10.4以降の常套手段で、既存のPowerBookをFireWire接続してターゲットディスクモードで起動。次にiMacを起動して、セットアップ時にPowerBookから設定を移行。簡単なのは、本当に幸せ。
起動後は当たり前にソフトウェア・アップデートで10.4.8にし、iWebやPhoto Booth、Comic Life、Apple Remoteなどの新しいおもちゃを、ささっと試してみる。
さて、本番はここから。
まず、今まで使う機会がほとんど無かったユーティリティー「移行アシスタント」を試す。アプリケーションや初期設定、デスクトップに置いたままのドキュメントもそっくり移行してくれる。データ量によっては時間が非常に掛かるものの、なるほどこれは便利。Universal Binary版のみが提供されているアプリケーションはそっちに手動で差し替えたり、インストールしたもののほとんど活用していなかったツールを削除して整理する。
ここで、「キーチェーン」を整理。Safari経由で登録したものの、途中でメールアドレス変更した分とか、入力ミスしたアカウント情報が重複して記録されているものとか、結構ゴミが溜まっていた。ACHDSのトレーニング成果を実践、ぽくもあるか。
次に、Universal Binaryでないアプリケーションを起動して、Rosettaの動作をチェック。Toastは普通に動作、FileMaker Pro 8もこれといって問題なし。Fireworks MXも動く。極端に負荷が掛かる作業をした訳でもないので、パフォーマンスにも特に問題はない。
ただ、引き続きメインで使うAdobe CS 2は、ライセンスとパフォーマンスの絡みがあるので、しばらくはPowerPCベースで様子を見るか。半年は何とか凌がなければ。
もう一つのネックはFinal Cut Pro。Rosettaではビデオドライバをサポートしていないとかで、起動すらNG。困った。いや、困るほど使っていない現実の方が困ったものだ。
そしていよいよ、Boot Campをセットアップ。Boot Campは1.1.1になってドライバ用のCD-Rをわざわざ作らなくて良くなったとのことで、256 MBのUSBメモリに書き込む。相変わらず、本体裏側には刺しにくい、とても。予めイメージファイルをダウンロードしてDVDに書き込んでいたWindows Vista RC1をセットアップ。なぜか一回ではさくっと終わらず、ちと手間取ったものの再起動後には割とすんなり完了。
何だか、とても不思議な、複雑な感覚は否めない。だって、普通に動いているんだもん。