可能性と現実

とりあえず、ここまでやってみたかったので、Parallels Desktop for Mac (Build 1940)も試してみる。
レヴューをいくつか参考にしてメモリ512 MB、HD 16 MBでセットアップして起動。最初にSoftWindowsを起動した時にも似た、複雑な喜びにも通じる妙な感覚少し。決してキビキビということはないが、フルスクリーン表示していればBoot Camp並みに気がつかない人多いかも。ただ、こっちはいちいち再起動してBoot Campでスイッチしない分、WindowsInternet Explorerでしか認証されないようなWebサイトへのログインとか、OSとブラウザごとの環境チェックとか、ヘヴィーではないちょっとした使い方には、VirtueDesktopsと組み合わせてぐるぐる切り替えると、やっぱり楽で快適…と思ったのもつかの間、ああ、何てこったい!
Mac OS側とドラッグ&ドロップのコピーができないなんて!
ゲームは最初から諦めているし、iTunesのライブラリを共有することもないからいいとして、ごく当たり前に簡単にできるんだろうと思っていた操作がNGということで、いきなり素直に簡単に絶望で盛り下がる。
気を取り直して続行。
画面や壁紙の設定を可能な限りオフまたはクラシックにして軽くしてみる。GyaOをプレビューすると、再生が気持ちスローでフレームレートも高くないが、音飛びしたり切れることもない。ならばさらに負荷を。Mac OS X側のiTunesでMOVIEを再生しながら、Vista側のInternet Explorer 7で「Get A Mac」のCMを再生といういろいろな苦行。ふーん、これでも何とか再生はできるか。「アクティビティモニタ」でチェックすると、CPU占有率が時々100%を超えるほど過酷な割には、アプリケーションごと落ちたりはしない。


調子に乗って、CrossOverも試す。インストールするのは、サポートされていないなぜか今更「Kid Pix 4 Deluxe」のデモ版。Mac OS Xのデスクトップを背景に、直接インストーラーが起動する不思議な光景。しかし、準備中の画面で時間切れのアラート。まぁ、これは仕方ないかもということで、早々に撤収。


可能性はそれとして「自転車よりは速いハイブリッドカー」なら、敢えて今、積極的に使う理由は無いかもしれない。と思えば、興味はむしろClassic環境のエミュレートに移ったりする。

Parallels Desktop for Mac

Parallels Desktop for Mac