ツクリモノ

Second Lifeの世界にダイブしてみる。3Dアバターを介したチャットは、SNSの次のスタイルとも言われているらしく後学のため。
http://d.hatena.ne.jp/chiyorozu/20060527/p1

Mac版アプリケーションはUniversal Binaryで、iMac Core 2 Duoでも滑らかに動く。ただ、ローカライズされた日本語は変なガイジン風。日本語モードでは有効にならない機能も多数あるし。長距離の地図移動では、「Fly(空を飛ぶ)」コマンドが使える。クレーンですーっと空中につり上げられたようにカメラが垂直上昇し、そのまま自由にフライスルー。しかし、いろんなところで人間がピュンピュン空飛んだりしたら、現実の世界なら目障りでしょうがないだろうなぁ〜なんて、あり得ない奇妙な風景の空想に意識も飛んでいく。

リアル企業が広告を出していたり、ニュースを配信している。ユーザーは、土地を持ったり、立派な建築物を作っていたり、金銭的やりとりもある。もう、何が何だか。複数の合わせ鏡の中を覗き込むような、本当に不思議な世界観。
U2のステージを再現している光景では、似てないLarryが器用に手を開いてスティック握ってる(?)シーンとか、少ない客が踊るパラパラは妙だけど、ちゃんとステージに女を上げたりしてディテール凝ってます。


そんなSecond Lifeアバターを編集する自分は、季節に逆行するほど短く切り過ぎた髪に、未だに馴染めない。最悪に似合わない短髪には二度とするまいといつも、いつも、い・つ・も誓うのに、なぜこうも学習能力まで切り落とすかな。脳幹ごと切られてないか。普段無い手触りに頭全体を手のひらでぐりぐり触ってみると、自分の頭部って実は結構変な形なんじゃないか?という疑心暗鬼→確信でいっぱいになる。

アバターの髪をクルーカットにして、目を小さく奥二重っぽくして、鼻と顎を小さく、胸板薄く…いつまでやっても似ないくせに、これって自分の造形上の欠点ととことん向き合い続けるという、凄く辛いプロセスなんですけど。
あー、ものぐさは、こういうのは3Dスキャナーとかで全身ピッと読んでくれたらいいのに、とか考えるんだよなぁ。Wiiの似顔絵とかも、いちいち描いていられなかったりするヘタレもいそう。もちろん、適度にちゃんと美化してくれないと受け入れられませんが。
http://japanese.engadget.com/2006/10/03/wii-miichannel-nigaoe-flash/


ちょっと待て…何で自分にクリソツの見た目を作ろうとするところから入るんだ? 自分コピーからスタートって発想が貧困過ぎる。いつもの自分とは遙かにかけ離れた姿でいいんだよね、Leah Dizon風スケベ変身可能なんだし、マッチョな兵士になってもいいはず。でも、懐かしのポリゴンチャット、SONYの「さぱり」では「クラゲ」を選んでいたことを思い出した。結局、グダグダな自分を投影したキャラしか選んでないんじゃん、選べるものいろいろあった中で。

後ろからいきなり話し掛けるなよ、そこの青年。「Chinese?」「ノー。」「Korean?」「ノー。」JAPだよ、JAP。ケツ顎の割れ具合とか乳輪サイズのパラメーター探しながら、青い髪をパンキーにさせて白いガウン着てる途中で忙しいんだから。