刻印

全部諦めて最後に残るモノ。
映画でなく、音楽でなく、ドラッグでなく。
結局、一番自分が心動かされて、そして戻ってくるのは、自分が刻み続けることば。
ほんの数日前に書いたエントリーにすら、自分でまったく思いもしなかった台詞投げかけられる。
鎧でなく、繭でなく、ぬる湯でなく、拘束衣でなく。
他にはどこにも行き場がなくても、ここさえあれば、またどこにだって旅に出られる気がする。
腐って流れる川、破れたマジックカーペット、聞かれないメロディー。
また、何かが、今この瞬間から始まるかな。