ピン、打ちました

うかつにも、464.jpで「沈黙の艦隊」など読んでしまう。参ったな、ここまで一気読みする感覚は、「未来少年コナン」DVD一気見の時のようだけれど、マンガを読むのは「ストップ!ひばりくん」か「11人いる!」以来かも。惹かれたってことだ。

沈黙の艦隊 1 (モーニングデラックス 1411)

沈黙の艦隊 1 (モーニングデラックス 1411)

ただの、ミリタリーオタク向けの内容だとは思っていなかったから読んでみたのだけれど、こんなストーリーだとは知らなかった。所々、新興宗教の勧誘パンフレットに近いにおいも想像させたのは事実だが、このストーリーをどう捉えればいいだろう? ただの絵空事なのか?

後半の舞台は、ニューヨーク沖。そして、世界の民衆が大きな役割を担う。インターネットの爆発的な広がりと、9.11同時多発テロという、このマンガの中では描かれなかった極めて象徴的な現実を経験した今、このただの静止画と文字の組み合わせの向こうに、描かれなかったからこそ、何かとても象徴的なものを感じる。


読み進めるうちに、このストーリーの展開でずっと気になっていたのは、あり得ない程に女性が描かれていないこと。母性すら垣間見えない。敢えて探せば空母かな、皮肉だけれど。それだけに最後の数ページは、想像以上に、期待以上に衝撃的でした。