あきらめないで
BonoがAlicia Keysと一緒にデュエットする曲が、「Don't Give Up」だと知ったときには驚いたけれど、またこの曲にスポットが当たる時が来るなんて。早速、簡単にのせられてBuy Now。ふむふむ、まぁ、これはこれでいいんでしょう。
Keep a Child Alive
http://www.keepachildalive.org/dont.html
でも、オリジナルのPeter Gabriel + Kate Bushの方が切なくていいかも。以下、19年前のライナーノーツ参考でPeter曰く、
Kateの声が本当に好きなんだ。この詞はDorothy Langの「In This Proud Land(この歌の出だしの言葉にもなっている)」と題された写真と、イギリスのTVで取り上げられている失業中の若者たちを扱ったニュース番組との2つから生まれたんだ。今までに書いた曲の中で最もカントリーゴスペルっぽい作品じゃないかな。
この人、ただの変人じゃなかったんです。
この曲を聞くと、なぜか映画「リトルダンサー」の炭坑のシーンを思い出す。主人公の少年のバレエダンサーになりたいという夢を認めない封建的な父や兄。真っ黒になりながら働いて、でも炭坑の閉鎖で働けなくて。労働争議の混乱と葛藤の中、少年の夢を実現させるために、父親は仲間を裏切ってまでつるはしを握る。
イングランドやアイリッシュっぽいウェットでダークなイメージや、社会から必要とされない存在というのが、一見関係なさそうな2つを繋げていたりするのかなぁ。
この曲を聞き直すと、透明な落盤事故に埋もれて、見えない粉塵に窒息しそうになって、汚れない手でキーボードを打つワーキングクラスも、勝手に励まされてるような妄想で勇気をもらうわけです。それがアフリカのためになるかどうかなんて、ちっともわかんないけど。
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