孤立と暴力の連鎖

敢えてasahi.comで。イラク自衛隊派遣、1年再延長決定だって。でも、あっちの前国防副長官は、「ま〜、あれも、必要なかったかもしれないけどさ。」だって。凄いな、この両者の開き直り。

http://www.asahi.com/politics/update/1208/006.html
http://www.asahi.com/international/update/1208/010.html


今年は、自分の「孤立」を特に感じた(正確には、普通に今年も、なんだけれど)。危機感が時間と共に現実味を帯びてくる影を、極度に悲観するでもなく、最低に打ちひしがれるでもなく、抗えないことを諦めきれるでもなく、とにかく常に意識していたように思う。趣味だね、こりゃ、もう。

どこかでぼーっと読んでいた新聞記事だったか、これに似た内容を目にした時には、体を一瞬針が通り抜けるのを感じた。


サミュエル・ハンチントン インタビュー by 大野和基
http://www.globe-walkers.com/ohno/interview/huntington2.htm


日本の孤立戦略のゆくえ
http://tanakanews.com/f1124japan.htm


アメリカと日本が、共に世界から孤立しているという点で結びついているという論評が新鮮に感じられたし、意識がネオコン化していきそうな自分にとても痛かった。自覚症状のない精神疾患国家の、暴力の連鎖と孤立の連鎖を見ていると、自分にとっての極めてパーソナルな問題のごく一部と重なっている部分を、超マクロに見透かされたようで、素直に「マズイよなぁ〜」と思ったし。「世界のことより、自分の部屋の汚さがマズイよなぁ〜」、はい、その通りなんです。