ケータイは武器化しているか?
ケータイの進化の1つの方向性として、「武器化する」ことを90年代半ばに確信していた男がいる。彼の名は大槻ケンヂ。我が敬愛するオーケンである。
携帯電話は武器化する!
絶対にそうなると思うのだ。
武器の歴史を紐解けば明白だ。
沖縄空手の三大古武器であるヌンチャク、サイ、トンファーは、いずれも、もともとは農耕器具であったと言われている。世相が混乱したとき、刀剣を持たない民衆は、自分が日ごろより使い慣れた、そして常時携帯している道具を武器として使用したのだ。『酔拳』の瓢箪も同じ理由で武器化した。
世相の混乱に、使い慣れた、常時携帯のアイテム。
これを現代に置き換えた場合、当てはまる道具が携帯電話をおいて他に何があろうか?
(中略)常時携帯する庶民の道具がやがて武器化していく法則に、携帯電話も必ずや従うことになるであろうと思うのだ。
確かに、ある意味、ケータイは武器化している側面があると思う。偉大なる危険なデバイス。
そうだとして武器から身を守るには?
より強力な武器を永遠に求めて装備し続ける、軍拡?
武器として自分が使わない、人に使わせない、非戦?
ここのパワーバランスも難しいんだよね。
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だから、オーケン、
チーマーとかヤンキーを相手にした、"携帯武器化パーツショップ"が渋谷のセンター街あたりにガンガンできると思われる。マイ携帯にスタンガンを取り付けたり、シャープを2回押すと底部からナイフが飛び出したり、もっと単純にメリケンサックを付けたり、男の「スパイ大作戦」的な夢を具体化する携帯武器化ショップ。
これをDoCoMoショップやauショップ自身がスタートさせるのも近いと思うよ。今の内にアプローチをぜひ。
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