海流の中の島々

ようやく、「ウェブ進化論」を読み終わる。今日流していたのはBee Gees。

愛はきらめきの中に~ナンバー・ワン・ヒット・ソングス

愛はきらめきの中に~ナンバー・ワン・ヒット・ソングス

オープンソースチープ革命ロングテールSNS、知による富の再分配...何かをオープンにして、シェアする?できるならやりましょう。意味があると思うから公開する、意味が無さそうだけど公開する。そだね、革命っぽいの好きだし。発売から少し時間が経過して、周辺情報も一緒に見ながら読み進められたのはむしろ良かったのかな。

気がつけば、自分の周りにあるものは何となく、ちょっと新しい雰囲気のものが多い。もちろん、それが即Web 2.0指向だとは言えないし、そんな観点で選んでもいない。でも、Yahoo!がメディア、Googleがテクノロジーだとすると、自分はどう考えても前者っぽいのに、後者にとても強く惹かれているのはなぜだろう? むしろ、「タグが付けられないもの、検索されないものは存在しないことと同じだ」と言うのには危機感を感じるし、素晴らしい技術に魅了されている間に、自分が勝手に分類される(しかも「価値無し」とかに)だけの側になってしまうのもあまり気持ちのいいものじゃない。ここは、かなり複雑な心境だ。


一番衝撃的だったのは、「不特定多数の個を善だと想定する」という点かな。もう、これは、サービスが使えるとか、プログラムを操作できるとかそういうスキルではなく、自分の性格や考え方の深いレベル、大げさな言い方をすれば人生観そのものに関わる。そういう点では、自分はWeb 2.0指向というより、0.2程度なのに。近視眼的だと、「あちら側」に見とれていると、「こちら側」の凸凹に躓くことも分かってはいるけれど。「あちら側」って、要するに「もう一つの世界=彼岸」ってことは、本当に仏教世界に通じるものがあったりして。

そんなことを考えながら過ごした今日のBGMは、何だか意味深だな。

"Islands in the stream" by Bee Gees

Islands in the stream
That is what we are
No one in between
How can we be wrong
Sail away with me
To another world
And we rely on each other, ah-ha
From one lover to another, ah-ha


海流の中の島々
そんなものだよ僕たちは
間には誰もいない
気まずくなるなんて
一緒に航海に出よう
もう一つの世界へ
お互いに助け合って
恋人も他の人たちも